日常、よく使われるようになったPETボトル
PETボトルは1990年代の後半から4倍以上に消費量が増えました。これだけ消費量が増えると「生活必需品」と思う人もありますが、PETボトルの用途の9割近くは清涼飲料水の容器として用いられています。この点は食料保存用にも使われる金属缶やガラスびんとPETボトルの違うところです。
Reduce and Reuse 減らそうシングルユースプラスチック
2R(リデュース、リユース)の大切さを感じてもらうのに役立ちそうな図表を集めました。リサイクルの推進だけで、ごみ問題、資源・環境問題が解決するわけでないことを伝えるのに活用してください。使いたい図表があれば、ごみ減事務局にご連絡ください(ページの下の「京都市ごみ減について」を見てください)。
当面容器包装に関するものがほとんどです。少しずつ容器包装以外の図表も扱っていきます。
PETボトルは1990年代の後半から4倍以上に消費量が増えました。これだけ消費量が増えると「生活必需品」と思う人もありますが、PETボトルの用途の9割近くは清涼飲料水の容器として用いられています。この点は食料保存用にも使われる金属缶やガラスびんとPETボトルの違うところです。
2018年度国内から出た廃プラの内訳
日本国内から排出されるプラスチックごみ(以下、廃プラ)は毎年1,000万トンほどでした。近年少し減って900万トンを切るようになりましたが、それでも大変な量です。どのようなプラスチックがごみになっているかグラフにしました。
かつて中国は世界最大の廃プラ受入国でした。日本は2015年頃、年間約160万トンの廃プラを海外に輸出していましたが、そのうち約140万トンが中国向けでした。中国でも不衛生な施設での廃プラ再生による周辺環境汚染が問題になり、またリサイクル産業の高度化を目指す政府の姿勢もあり、2017年7月、その年の年末をもって外国からの廃プラ輸入を原則禁止することを宣言しました。
グラフでは中国向けを黄色(うちPETボトルは斜線入り)、その他の国・地域は青色で表しています。香港やマカオも含めていますので、2018年以降も中国は「0」になっていませんが、2018年を境に黄色と青色が逆転しているのがわかります。問題はどこに持って行くようになったか、です。
プラスチックは私たちの暮らしを便利で豊かなものにしてくれました。でも、プラスチックごみの排出量をみると、1980年頃、現在の4分の1程度でした。1980年から2000年までの20年間に排出量は3倍に増えました。少し遅れて、2000年頃からプラごみの海外輸出量も急増しました。